もう迷わない!印刷発注に欠かせない印刷用紙の選び方

上質紙とコート紙の違いくらいはわかっているけど、何をどうやって選べばいいのか悩ましいのが「印刷用紙」選び。印刷用紙選びのヒントをお伝えします。最後までお付き合いください。

用途に応じて最適な用紙を選択します!

毎日かわるがわる目にすることができる、新聞折り込みチラシ。印刷用紙もさまざまですが、コピー用紙より少し厚手のコート紙が主流です。

食品スーパー様の新聞折り込みチラシは、食材をよりおいしく見せるために光沢のある(グロスといいます)コート紙が選ばれます。

地元の学習塾やフィットネスクラブの会員募集チラシは、生き生きとした人物写真が多くやはり、コート紙。

住宅や新築マンション関係は、同じコート紙でも、厚みを1段階ランクアップして手に持ったときの存在感を強調しています。

家電量販店や某大手TV通販(ネット通販)は、超巨大なコート紙に、大きく商品をレイアウト。紙のサイズもインパクト演出になっています。

商品パンフレットやカタログの本文は、コピー用紙より少し厚手のマットコート系の用紙が定番になっています。表面が艶消しマットコートは、落ち着いた色調表現になりますが、ページをめくりやすいく、照明を乱反射しにくく、商品選びに最適といえます。

商品点数が数千点もあるカタログを作る際に気になるのが、厚みと重量。厚みについては、「つか見本」という実物と同じ用紙、仕上がりサイズで作るサンプルを作って、事前に確認しましょう。
また、ぜひご検討いただきたいのが、紙カタログを軽量化に最適な「嵩高紙(かさだかし)」。嵩とは、体積や容積のことをいいますが、嵩高紙は、同じ厚みを持つが、軽量に作られた特殊な紙。コート系やマット系などがありますので、担当者にお問い合わせください。

オフセット印刷に向いている用紙

写真の色をしっかりとみせたいチラシならコート紙(光沢)

インキの発色がよくて写真の色調が冴える光沢のコート紙。オフセット印刷専用の用紙ですから、間違いはありません。たくさん生産されているので、入手しやすく安価です。

  • 野菜、果物の色調がさえる折込チラシやフライヤー
  • アパレルや雑貨など商品色調を鮮やかに表現するパンフレット

多くの商品写真を並べるカタログならコート紙(マット)

表面がしっとりして光の反射が少ないのはマットコート。こちらもオフセット印刷ではよく使われる用紙ですから、間違いはありません。用紙代も光沢タイプとほぼ同じです。

  • 商品色調を鮮やかに表現するパンフレット
  • めくりやすく反射も少ないカタログ本文

落ち着いた色調が出せる上質紙

一般のオフィス用コピー用紙は、上質紙です。表面がざらついていて、落ち着いた色合いを表現できます。
ボールペンなどで書きやすい特長もあります。

  • 手触り感のあるハガキ・挨拶状
  • 書き込みが必要な申込書
  • 反射がなく読みやすい価格表

カラーバリエーションで伝える色上質紙

質感は上質紙と同じで、紙自体に色がついていることから色上質紙。アイデア次第で面白い使い方ができます。上質紙より高めの価格で、色によって枚単価が変わります。色や必要枚数により在庫の確認が必要。

  • わかりやすく色分けしたチケット用紙
  • 特色一色。特売チラシのモノトーン印刷
  • 色上質「黒」に白インキで印刷するフライヤー

高級感を伝えたいならアート紙

アート紙は、表面がしっとりなめらか。インキののりもよく発色も抜群です。価格は、コート紙よりも高めですが、上品な手触り感があります。写真撮影段階から、色調管理における高度な技術も必要です。

  • 住宅や自動車、質感までジュエリーなどの高額商品のカタログ
  • 顧客向けダイレクトメールや贈答品としてのカレンダー印刷
  • 美術印刷などより厳しい色調管理が求められる画集や写真集など出版物

デザインされた紙 ファンシーペーパー

紙自体に模様や柄、またうすく色が入っている風合いのある紙です。アイデアあふれる用紙でデザインのプロ関係が好んで使います。とにかく種類が豊富で、いろいろな表現に用いられますが、コート紙と比べて用紙代は高めとなります。

  • 表面デコボコで存在感。少ロット印刷冊子の表紙など
  • 挨拶状ではトレーシングペーパーで透け感表現
  • 平滑でなく印刷難易度高め。大量の印刷物に不向き

その他の印刷用紙

強度が高い包装用紙クラフト紙

強度が高く、包装用途や段ボールの材料に使われています。今ではあまり見かけない茶封筒は、クラフト紙で作られた封筒です。

パッケージや紙箱用の厚紙・コートボール紙

食品のパッケージに紙箱としてに広く使われる用紙です。表面は白くて滑らかですが、裏面は、ざらつきあるグレーの厚紙。

◆番外編

  • 目に優しいおなじみの新聞用紙は、実はあまり広告用の印刷用紙には使われません。「新聞紙」は多彩な用途があってとても便利。
  • 出版物で使われる書籍用紙は、文字を読みやすく手触り感良好な紙。読みやすさ、めくりやすさなど、こだわりの機能が詰め込まれた紙です。
  • 透明な印刷用PET紙 プラスチックの紙ですので今後需要は減るでしょう。

営業担当者は、いろいろな印刷物をみていますので、どのような用途に、何を紙を使っているか、紙選びについてヒントを提供できると存じます。

大王製紙グループの印刷会社としての豊富な知識で最適な銘柄、サイズを選び、できるだけローコストで仕入れる提案をご期待いただけます。ぜひ、いちどご相談ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。